腸腰筋の重要性
こんにちは、
和歌山市でJTAフラッシュリプロ療法を提供している整体院、
かんサポ です。
体幹のトレーニングなどでよく耳にする腸腰筋ですが
なぜ重要なのか?を簡単に説明します。
前回のグローインペインに続いて、股関節のお話です。
股関節の働きで最も重要なのは、腸腰筋だと言われています。
しかし、「なぜ腸腰筋が重要なのか?」をしっかりと伝えてくれる人は少ないようです。
腸腰筋と言うのは、下肢の筋肉の中で、最も近位部に位置しています。
関節は、てこの原理【支点(関節)、力点(下肢の重心)、作用点(筋張力)】で表すことが出来るのですが、股関節に最も近い部位にある腸腰筋は、速さを発揮するのに有効な構造であり、第3のてこを用いた典型的な例です。
下肢を動かすためには必要な筋力は多く必要ですが、下肢の振り上げなど、先端部の速さのためには、特に腸腰筋が重要になります。
陸上競技の短距離選手(スプリンター)が腸腰筋を鍛えるのはこう言った理由からで、腸腰筋をトレーニングし、なるべく速く下肢を振り上げるために日々トレーニングをしているのです。
しかし、腸腰筋は下肢の振り上げ動作だけに作用するのではありません。
スクワットをした際には、股関節をしっかりと屈曲させるため、腰が反ったり、丸くなったりしないようにしてくれます。
股関節がしっかりと曲がった状態は、腰椎に負担がかからないので、「大殿筋が優位に働きやすい状態」になります。
『殿筋を使え!』と意識的にトレーニングするよりも腸腰筋を鍛えた方が、断然に殿筋が使えるようになります。
腸腰筋の重要性は挙げればキリがないですが、これを理解しているのと、していないでは違いが出て来ます。
また、腸腰筋のトレーニングというのは、学術論文でも多くの論文が存在しますし、色々な書籍等でも紹介されています。
ただ、残念なことに・・・ 腸腰筋のトレーニングで、股関節をっ屈曲させる出家では、大腿筋膜張筋や内転筋、縫工筋、大腿直筋など、いろいろな筋肉が一緒に収縮してしまうため、成果がでにくいのです。