共同筋が重要
こんにちは、
和歌山市でJTAフラッシュリプロ療法を提供している整体院、
かんサポ です。
腰痛は、腰だけ診ても良くならないことが多いようです。
で、いきなり「手首の筋膜が・・・」には、少し???
先日、腰痛に強く関与する筋肉として、腸腰筋と多裂筋が単独で働かないと改善しないと言うお話をしました。
今日は、さらに深い内容ですが、「腸腰筋や多裂筋が働くには、共同筋(隣の関節の筋肉)も重要」と言うお話をします。
例えば、腸腰筋と言うのは、股関節を屈曲(曲げる)する時に働きますが、同時に腹斜筋が働き、前鋸筋も同時に働きます。
多裂筋は科学的に証明されていますが、内転筋と同時に働く筋肉であり、菱形筋とも同時に働きます。
腰痛がある時は、腸腰筋や多裂筋が十分に力が発揮できずにいる状況です。
実は、腸腰筋や多裂筋が十分に力を発揮できない理由の一つに、前鋸筋や菱形筋、内転筋や内側ハムストリングスの影響があります。
私が、もし、腰痛の患者さんの施術をすると時、第一選択として、
1 腸腰筋と多裂筋を働かせる施術をします。
改善しなかった場合、
2 肩甲骨周り筋肉を働かせる施術をします
それでも改善しなかった場合、
3 膝関節や足首の筋にを働かせる施術をします。
このように、腸腰筋や多裂筋で改善しない場合、「隣接する関節に関係する筋肉が影響しているのではないか?」と原因を調べていきます。
いきなり、「腰が痛いのは、手首からの筋膜がかたくて・・・」と言う治療方法もあるようですが、胡散臭いような気がします。
一つづつ、確認しながら原因を探す方が、確実に本当の原因にたどり着けるように思えます。
なぜ、隣接関節の筋肉を施術すると改善するのか?との疑問が出てくると思いますが、JTAフラッシュリプロ療法の開発者、理学療法士の笹川大英先生が、時間をかけて一つ一つ調べて実際に確認した結果です。